kuraché(クラシェ)2014.05「カラダすこやか」開催フォトレポート

2014年5月は、「カラダすこやか」というテーマで5/26(月)~6/1(日)の7日間開催しました。忙しそうなみなさまへ、クラシェから北海道生まれの食べものやコスメでカラダをいたわるご提案でした。出店者のみなさまは、いろいろなジャンルのまさに「健康」がキーワードのお店や生産者の方ばかり。めったに一緒にならぶことのないお店もあり、ゆったりとしたクラシェの空間でこうした選りすぐりのお店の「ハシゴ」も楽しんでいただけたのではないかと思います。
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7日間の全日程出店してくださったのは、香遊生活FARMER’S HERBさんと長命庵さん。
香遊生活FARMER’S HERBさん(札幌市中央区)は大通ビッセにお店があって、北海道北見市の自社農園で育った上質なハーブのある生活をご提案しています。いくつものハーブを、飲みやすく、気分に合わせてお選びできるようにつくられたオリジナルのブレンドがおすすめ。飲んだり食べたりするだけでなく、ハーブの配合されたクリームも販売されています。
香遊生活FARMER'S HERB

また、長命庵さん(札幌市中央区)は、健康志向の方々に人気の高い韃靼そばの専門店です。そばは、いわゆる麺にして食べられるのはもちろんですが、より幅広い楽しみ方のご提案としてそば茶やそば粉入りシフォンケーキなども販売。そば茶はカリカリとクリスピーなのでサラダのトッピングの用途もすすめていらっしゃいました。
>長命庵

先ほどご紹介したFARMER’S FARMさんも自社農園のハーブを配合したクリームを販売されていましたが、今回は北海道の素材を大切につかった、北海道らしいクリームや石鹸などの「北海道コスメ」のお店が充実していました。

北海道純馬油本舗お肌つるつるショップさん(千歳市)は馬油クリームで有名なお店で、国内外の方々に親しまれています。馬油のほかにも保湿オイルなども。一年を通して潤いをキープしたいみなさまの必需品です。
北海道純馬油本舗お肌つるつるショップ

他にも、北海道産の素材をつかった石鹸&クリームのお店もとても魅力的でした。
はちみつ、アスパラガス、ナナカマドの実、小豆、フルーツ、唐松、菜の花・・・。
こんなにも様々な天然の素材が、お肌のケアに役立てられているのですね。

マイスターさん(札幌市)は、道東の遠軽町の森で収穫されたはちみつでつくられたクリームが看板商品。特に夏場は、遠軽町でとれたえだ豆やアスパラガスを使用したクリームやローションが、さらりとしてとても人気が高く、今回はアスパラガスが旬な時期だっただけに注目度も高かったです。
マイスター

ヘア・マーテックさん(札幌市北区)からは、冬の赤い実が印象的な北海道のナナカマドを使用したシャンプーなど。ナナカマドの成分には抗菌作用のあるものが含まれているのだそうです。
ナナカマド石鹸 ヘアモッシュ

クロワールさん(札幌市)からは、北海道十勝の小豆をつかった石鹸・クリーム「あんここ」や北海道産のシーベリーやベニズワイガニのキチンキトサンを配合した石鹸など。それぞれの素材に、お肌のキメを保つ成分などのそれぞれの成分が含まれていて、へえ、と頷いてしまうような発見をされた方も多いのではないでしょうか。
croire

ほくでんアソシエさん(札幌市白石区)からは、カラマツ木エキスを配合した石鹸が。なんと、このカラマツ木エキスは、十勝で製材するときに出る唐松のおが粉から抽出されたのですって。資源を無駄にせず活用する知恵が、またうれしいです。
ほくでんアソシエ

北のなのはな会 (安平町)さんは、菜の花畑があちこちに広がる北海道安平町からいらっしゃいました。ここで採れる菜種油は低エルシン酸の国産品種「キザキノナタネ」を使用。昔ながらの圧搾法で搾った一番搾りの菜の花オイル「畑のしずく」はサラダなどの香り付けとしても楽しめるのですが、今回はこの菜の花オイルを配合した「菜の花石鹸」やクリーム「クリミナ」ももってこられました。
北のなのはな会

カラダの内側からも「すこやか」になっていただきたいと、もちろん、「カラダすこやか」テーマにぴったりの食品のみなさまにたくさん出店していただきました。

まず、ノーザンノーサンのイコロン村さん(札幌市北区)。元気な平飼い鶏の有精卵は、養鶏場のまわりの石狩地域の顔の見える関係の方々とのつながりの中から、ニワトリの健康を考え必須アミノ酸やミネラルをバランスよく与えて育っています。こうした卵づくりに欠かせない、地域の仲間たちの野菜などの商品も並んでいました。
ノーザンノーサンのイコロン村

ニワトリといえば、発酵鶏糞で育てているびえいファーマーズマーケットさん(美瑛町)の自慢のグリーンアスパラガス。露地モノの朝どりなので、まさに「旬」のそのままの味が好評で、注目を集めていました。
びえいファーマーズマーケット

野菜といえば、こちらは「だるまいも」、中澤農園さん(むかわ町)のイチオシのお野菜で、長芋の一種です。ネバネバ系が好きなかたにはたまらない。お料理の仕方も、じつはステーキにしたり色々あるので、そうしたことも含めて教えていただける内容でした。他にも、知る人ぞ知る「キクイモ」などもありましたよ。
中澤農園

ハラペコリンコさん(札幌市西区)は胚芽米や玄米を中心に。玄米だとおいしく栄養いっぱいに炊くのに手間と時間がかかりますが、ハラペコリンコさんの今回のイチオシは、炊く前に白米と同じように漬け置くだけで発芽され、栄養価が高まる胚芽米。北海道当別町ののぐち農園さんのお米です。
ハラペコリンコ

くだものの酢やジャムも、日によって様々な出店者さんが提供されていました。
いずれも、濃縮果汁、着色料、保存料、人口甘味料などを一切使用していないものばかりです。

中山酢醸造さん(札幌市中央区)はくだものに何も加えずにゆっくり発酵&醸造したくだもの酢や、それら醸造酢に様々な旬のくだものを漬けこんだくだもの酢が看板の人気商品。また、各種銘柄の「麹」も人気がありました。ゆめぴりか、ななつぼし、おぼろづき、きらら397・・・。調理の方法も一緒につけてくださり、ご家庭で作る楽しみを広げてくれるようなブースでした。
中山酢醸造

風花くだもの工房さん(札幌市手稲区)は、クラシェでもおなじみのくだもの酢のお店。アロニアを中心に、北海道産のフルーツにこだわって、旬の時期に良質な酢に長期間漬けこんでできた酢です。今回は、北海道では珍しい北海道石狩市浜益でとれた杏子のジャムなどくだものジャムも販売してお客さまに喜ばれていました。
風花くだもの工房

ジャムといえば、ジュリエ・ファーム さん(伊達市)はアロニア、ルバーブ、シーベリーなど自農園でとれた素材をつかったジャムを中心に販売されていました。冷凍の果実や、アロニアの苗なども人気がありました。農園やくだものの良さを理解してほしいという思いも、対面販売の中で伝わってきます。
ジュリエ・ファーム

さて、料理のスパイスや、そのまま食卓の一品に加えられて「カラダすこやか」的にお食事がグレードアップするような、素敵な食品もいろいろありました。

海藻と窯焚き海水塩オーガニックケルプさん(七飯町)は、函館の椴法華(とどほっけ)の製塩窯で天然の窯焚き海水塩と、生産者仲間のハーブなどを素材として化学調味料を使用しないシーズニングソルトや、函館でとれる北欧でポピュラーな海藻「ダルス」などを販売。それぞれに合うお料理のご提案を見たり聞いたりすると、どれにしようかと迷った方も多かったはず。
海藻と窯焚き海水塩オーガニックケルプ

食卓に「もう一品」というときにうれしいのが、しんこや ふじ田さん(札幌市南区)の地元野菜メインのピクルス。化学調味料不使用なためか、飽きの来ない味わいにリピーターも多いとか。今回は根菜類を中心に取り揃えてこられ、大根、ごぼう、人参などの根菜が、こんなに爽やかで味わい深いピクルスになるということを楽しんでいただけたのではないかと思います。
しんこや ふじ田

そして、前月に引き続き、まさに「カラダすこやか」というテーマにぴったりのコンセプトでお弁当やケータリングを行っているFree Dining Foodチムチムさん(札幌市中央区)。今回スパイスを工夫して塩分を抑えたお料理や、免疫力アップを期待しての発酵食品を駆使したお弁当や薬膳おにぎりで出店、クラシェに合わせてメニューを考えてくださいました。食べる人のことを考えたメニューや化学調味料を一切使用しないこだわりだけでなく、美味しさに舌鼓をうったお客さまも多かったのではないでしょうか。
Free Dining Foodチムチム

各回の開催情報:http://kurache.com/blog/?cat=4

各回の開催レポート:http://kurache.com/blog/?cat=2